「まほうのえのぐ」を読んで絵の具デビューした

 夏休みと言えば、自由研究、読書感想文の次に工作ですよね。今年は3歳の息子が絵の具デビューをしました。

「まほうのえのぐ」とは?

 「まほうのえのぐ」は福音館書店出版、林明子さん作の絵本です。絵がとにかくかわいいし、ストーリーもめちゃくちゃかわいい。林明子さんの「はっぱのおうち」もそうなのですが、動物や虫が子供達にとっては大事な友達で遊び相手だっていう視点がすごく好きです。

3歳でも大丈夫!遊びの延長で絵の具

 あまり美術に造詣のない私。確かに、ノージーのひらめき工房でみたりしますが、どちらかというと切ったり貼ったりみたいな方に目がいっていました。絵の具なんてこの絵本を読むまですーーーっかり忘れていました。そして、息子に「やりたい?」と聞いたら「やりたい!」と元気よく答えたのでやってみることにしました。

 ついつい「机が汚れるでしょ!」みたいに言ってしまうこともありますが、絵はとにかく楽しくやってもらいたくて自由に任せています。何を描くもよし、何色でもよしと言った風です。ブタといえばピンク、レモンといえば黄色みたいなことは一切言わないことにしています。あんぱんまんを黒で塗りつぶしても気にしません。

準備〜絵の具セットはもちろん「ぺんてる」

 

 

  • 画用紙
  • 絵の具(8色入り)
  • 筆:丸筆(小)、平筆(中)
  • 筆:丸筆(小)、丸筆(中)…*
  • バケツ…*
  • パレット…*
  • 新聞紙またはレジャーシート
  • 雑巾とスポンジ
  • 下書き用鉛筆またはクレヨンなど

 *印の道具は実家に残っていた弟のものを拝借しました。学用品として購入したパレットやバケツは本当にちゃんとしていて、20年経った今でもしっかり使えました。ただ、絵の具自体は乾いていて使い物になりませんでした。新たに購入した絵の具と筆2本で3,000円くらいだったような。あとで気づいたのですが100円ショップにもあります。固形絵の具もありました。(下の絵を見ればわかると思いますが、はじめは100円のものでも十分かと。)

子供と使うコツは水の使い方!

 分かりきっていることですが、雑巾と新聞紙は絶対に始めに用意した方が良いです。(私は忘れていてえらい目にあいました。)

 バケツはなければ紙コップが3つあると良いです。息子にはお風呂、シャワー、水道の代わりだよと教えています。プロの画家さんとは違うやり方だと思いますが、3歳児は少しずつ色を混ぜるのが難しいので次のようにやっています。

  1. お風呂でじゃぶじゃぶ
  2. 雑巾でかるく拭いて
  3. シャワーで流す
  4. 水道コップできれいな水をつけて次の絵の具を混ぜる

 パレットはなんでも良いと思いますが、2センチ四方の小さな部屋ははみ出して扱いにくいのでほぼ使いません。大きなところに母が小指の先ほど5mm程度出してあげる感じです。(1回だけチューブを持たせたら、ぶりゅっと山盛り出してもったいないことになりました。なので、チューブだけは母の管理です。)

水彩画にチャレンジ〜赤と青を混ぜたら何色?問題

 息子は絵の具を手でスタンプしたり、ストローで吹いたりみたいなことは園で体験しているので、思い切って筆で水彩画にチャレンジしてみました。赤と青を混ぜると何色?青と黄色を混ぜると何色?みたいなクイズをやりながら、絵の具を混ぜて色を塗っていきました。その映えある第1作目がこちら。思いの外カッコいい抽象画?ができました。

 絵の具を買うときに8色だと足りないかな?と思ったのは杞憂でした。8色あればほとんどの色が作れます。子供の遊びには十分すぎます。やり方は特にありません。鉛筆で下書きして、色を混ぜて塗るだけです。

絵の具デビューで絵が嫌いじゃなくなった?

 うちの息子は絵が嫌いというわけでも無さそうでしたが、あまり好きではない様子です。塗り絵も3冊くらい買いましたが、ほぼ手付かずです。ところが、絵の具は大好きです。

 子供の頃、絵の具って特別でしたよね。息子は筆に水を含ませて、絵の具を水で溶いて、パレットで色を混ぜて、画用紙にぬりぬり、という一連の作業が楽しいみたいです。相変わらず下絵も画用紙に絵の具を塗る時も雑だけど、とりあえず何かを目指して絵を描くようになりました。描いているときは結構熱中しているのでとにかく放っておきます。何か言えば「うんうん、それで?」と続きを促してあげるだけでどんどん描き続けていました。ただ集中力が途切れると筆を振り回したりして周りが汚れますが。

まとめ 〜絵の具は教育効果が高そう

 絵の具は感性を磨くのにとても良さそうです。また、下書きで設計しながら完成を想像し、色をつけていくという、ゼロから生み出すものづくりの体験にもなると思います。既製品のおもちゃは初めからパーツが出来上がっていますからね。

 子供の熱中するものを見つけるって試行錯誤、やってみなくちゃわかりませんね〜。

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