我が家は買う前にだいたいこんなことに悩んでいました。
- 手で洗っても変わらないよね?
- 設置スペースもないし、工事費用とか高いんじゃないの?
- そもそも賃貸だし置けないと思う。
- 全部洗えないから、結局手洗いするんでは?
- 細かいメンテナンスとかいるんじゃない?
今回はそんな迷いを振り切って食洗機を導入したときの話。
メリットがデメリットを圧倒的に上回る
洗濯をするのに「手で洗えるから、洗濯機いらないでしょ」という方は非常に少ないと思います。食洗機も同様の立ち位置です。洗濯機と同じくらいの重要度で、もう食洗機なしの暮らしは考えられないと思っています。
時短と家事ストレス削減効果は絶大なメリット
とにかくこの2つ。
- 毎日、時短・ストレス削減できる
- 手荒れしない
食洗機は時短効果と家事ストレス軽減の費用対効果がすごく大きいです。通常3人分の食器と調理器具を洗うと15分くらいかかりますが、食洗機を使えばおよそ5分。毎回15分節約できるのは大きいです。この食後の15分にお茶を飲んで息つく時間を持てるかが母にとって死活問題で、毎日の積み重ねでストレスが大きく違います。さらに、油物など洗い物そのものが減るので手荒れも少なくなります。
デメリットは騒音対策や取付工事
もちろんデメリットもあります。
- 導入コストがかかる
- 設置スペースが必要
- 引越しのたびに分岐水栓と工事が必要
- 少々、音がうるさい
我が家は上の3つは大した問題にはなりませんでした。我が家の場合、工事費用含めて導入コストは10万円くらいでした。(我が家の工事そのものは夫がしましたので、分岐水栓代金1万円しかかかっていません。通常の工事費用は分岐水栓の費用を含めて3万円くらいのようです。)設置スペースは奥行き40cm、幅60cm、高さ60cmほどです。シンクと同じくらいの高さのスチールラックに天板代わりのプラスチックダンボールを敷いて乗せています。
騒音については工夫が必要です。例えば、次のような感じ。
- シンクの上など音が響くような場所は避ける
- 防音シートを敷く
- 夜間・明け方は動かさない
機種選びと洗剤選びで生活にマッチするものを
少し大きめサイズのフルスペック機種がオススメ
食洗機は大きく分けて2種類あります。それはビルトインタイプと卓上型タイプ。賃貸の方は卓上型タイプが選択肢ですね。親子3人暮らしの我が家で使っている食洗機はパナソニックのレギュラータイプ。もうちょっと古いタイプかもしれません。実際に使っていて水道代や電気代が大幅に上がったということは無いです。
一人暮らしの方ならスペース大きさと食器の量(1回分の食器だけで十分?)のプチ食洗でも良いかと思います。ただ、数回分の食器と鍋なども入れることを考えると3〜4人向けサイズも良さそうです。
また、個人的には機能的にはフルスペックが良いと思います。少量、パワフル、高温、スピードモードとありますが、この辺りも洗濯機と同じであったほうが圧倒的に便利だったからです。ここは洗濯機同様にドライモードや念入りモードがあるかどうか、といった感じです。
洗剤は汚れとの相性がありそう
食洗機は専用の洗剤を使用する必要があります。通常の洗剤を入れると壊れると本体に注記もあります。私は食洗機用洗剤は液体、固形、粉と3種類使いましたが、どうやら得意不得意がありそうです。きっと食事内容や水洗いの有無によっても違うのでしょうが、我が家は液体キュキュットが一番合ってました。
食洗機を使い倒すコツ
食器を揃える
基本的にガラスと陶器は食洗機に入れることができます。他にも、並べやすいものや食洗機対応の食器を使うことで食洗機が使いやすくなります。例えば、子供の水筒やプラスチック食器も食洗機対応が売っています。プラスチックの食器は水圧でひっくり返ってしまうので、サイズ感や置き方を工夫しないと洗った水が溜まって洗い直しになるので要注意です。
最近だと、「食洗機で洗えるから」という理由でご飯はレンジで1合だけ炊いています。(うちは大人1人と3歳児1人なので1日1合で十分。)
油物こそ食洗機を活用する
揚げ物に使った食器だけでなく、揚げカスを拾ったあみじゃくしやマヨネーズのスプーン、バターナイフなども食洗機で洗うとストレスが少ないです。とは言っても、油分が多い時はペーパーや野菜くずなどである程度拭っておくのがオススメです。
あまり油残りが多いと多めの洗剤が必要になる上に、油と洗剤が混ざった白い塊が残ります。それでも洗いきれない場合はパワフルモードや高温洗いを使用することになり電気代が嵩みそうです。
使った食器は水に浸しておく
お米やポタージュ、目玉焼きなどのこびりつきは食洗機ではとれません。水に浸けておくと良いです。我が家は水を張った桶を置いていた時期もありますが、食洗機を使うようになってからはやめました。食べてからそれほど間をおかず洗うので、軽く水をかけておくだけです。カレー鍋を洗う時はシリコンのスクレーパーで残りを取り除いてから、鍋とスクレーパーをキッチンペーパーで拭いてそのまま鍋もスクレーパーも食洗機にポイです。(ティファールの取っ手が取れる鍋です。)
手洗いゼロを目指さない
手洗いゼロを目指すのは中々難しいです。それは洗濯で下洗いしたり、手洗いするものが出るのと同じです。なので、次のような心づもりで使うのがオススメ。
- まとめ洗いでも大丈夫
- ヒドい汚れはあらかじめ下洗い
- 入らない物もある
- こびりつき汚れは取れない
モードを使いこなす
我が家の食洗機はお手入れモードと予約機能が搭載されているので、時間調節やお掃除もボタン一つで済んでしまいます。上から蒸気が出るので時々周囲の湿度に気を付けますが、時々換気をすれば大丈夫。あとは本体の周りのホコリや食器を入れるときに垂れた汚れを拭う程度です。
乾燥モードを使わなければ電気代が節約できる、という方もいるようです。ですが、乾燥モードを使わない時はドアを開けて乾かさないと、洗濯槽と同じくカビが生えそうです。私の場合、かけっぱなしになることが多いので基本は標準モードで乾燥まで回してしまいます。
賃貸でも当たり前になって欲しい
一軒家では珍しくなくなった食洗機ですが、賃貸ではまだ持っていないという方もそこそこいらっしゃるのではないでしょうか。スマホやパソコンの普及率が6〜7割を超えると言われる日本で、食洗機の普及率はまだ3割だとか。食洗機が一戸建ての特権だと思っている方って多いと思います。実際に私は国内引越しを6回ほどしていますが、比較的新しい物件でも食洗機の設置を考慮した間取りは少なかったです。
でも、工夫次第で十分置けます。食洗機は本当に生活が楽になります。家事・育児・仕事に忙殺されるママだけでなく、一人暮らしで仕事や学業に専念したい方にもぜひオススメです。