今日は働くお母さんあるあるをお送りします。
お呼び出しは突然に
朝は普通だったのに
息子を起こした直後から急かして急かしてトイレを促し、朝ごはんを食べさせ、体操着に着替えさせ、合間を縫って自分の身支度をして出発。そうして、車の中でもおかあさんといっしょを見たり、童謡を聞いたりしつつも子供の話を聞いて、どうにか園に送り届けて「いってらっしゃい」そこからとんぼ返りで自宅に戻って家事などをして仕事場へ向かう。職場に着くのは大体始業5分前。
案の定、園からの電話です。
上司に挨拶をして勤務開始。前日のデータチェックなどをして本日の作業準備が完了。勤務開始から1時間が経過したあたりでスマホがブブブ…嫌な予感しかしません。
「お子さんが嘔吐しましたのでお迎えをお願いします。」
お父さんは遠い海の向こう、もちろん返事はただ一つ。
「わかりました、すぐ支度して私が向かいます。」
「どのくらいで来られますか?」
「支度して30分ほどで着くと思いますので、よろしくお願いします。」
上司に頭を下げて、仕事と迎えの状況説明を行いダッシュでお迎えに行きます。
お迎えに行くと本人はけろっとした様子で、一度吐いたからか「ああ、スッキリ!もうなんともないぜ!」という風でご機嫌。
そして、先生から容赦のない一撃。
「嘔吐から24時間後は登園させないでください。なので、明日もできればお休みを。」
帰りの車の中で私の頭の中はフル回転。
「ああ、お昼ご飯ないぞ」
「1時間で仕事切り上げたからあれは大丈夫だろうか」
「明日の休みも連絡しなければ、でも、あの件はどうしたらよいだろうか」
「元気な息子と家の中で1日半何しようか」
「次(に応募する会社)の履歴書作らなきゃ…」
「あ、(吐しゃ物がついた体操着の)洗濯もしないと」
「いや、まてまて。まず、昼ごはんのライスを炊くところから…」
「夕飯は食べられるかな」
「明後日まで買い物無しで(食材は)足りるかな」
と、まあ、一気に降りかかってきた臨時タスクをどうやってこなすのか。
そして、子供を休養させながら飽きさせない遊びとは何なのか?
連れて帰ってきたらめちゃくちゃ元気
結局、フルパワーで家を散らかし、昼ごはんにがっつき、ぐーすか昼寝をしている息子。
本当に吐いたのか?と疑心暗鬼になりながらも、吐しゃ物のついた体操着や靴を洗いました。無心になってウタマロを靴に擦り付けたのです。
そして、夕方。登園管理アプリから翌日のお休みを念押しされる始末。このご時世ですからね、仕方ないんですけどね。はい。
全てが中途半端に感じて苦しくなる
保育園に預けて働いているとどうしても子供が病気をもらってきますよね。特に、1歳頃に預けると始めの半年は毎週のように風邪をもらってきます。良くなったり悪くなったりを繰り返す感じ。2歳くらいになると頻繁に今日は外せない仕事があるという日には、少々の鼻水や咳、微熱なら「大丈夫、登園できる!」というお母さんはすごーく多いはず、と勝手に想像しています。(実際に鼻水ダラダラでゴホゴホ咳き込んでても、預けられてる子を結構見かけますし。)
うちも多少の咳鼻水に37.2℃くらいなら登園させてしまいます。そんな日の夜は高確率で発熱したり嘔吐したりするのはわかってるんですけどね。でも、薄々気づいていながらもどうしようもないんです。そして、結局お迎えの呼び出しがあります。わかります。感じますよね。
- やり始めた仕事を途中で人に任せる責任感
- 登園させてしまった子供に対する罪悪感
- 園に対する引け目
- なぜパパじゃなくて私ばっかり、というやり場のない怒り
他にも私の知らない感情を持ってる方もいらっしゃるでしょう。
お父さんが担当、祖父母のフォロー、病後児保育やファミサポ…色々な方法があると思いますが、私はお父さんのフォローが欲しいのに受けられない。
祖父母は父方母方どちらも口だけでやる気がない。面倒くさくなったらすぐテレビを見せちゃうんですよ。保育・育児に対する考え方が根本的に違うんですよね。それに、本当は私が看病に専念したいのに…という気持ち。
これこそ、答えのない問い
自分なりの正解を見つけなければいけない問いだというのは分かってるんです。それでも、苦しい日々。母に「このままで良いのかと思うことが増えた」と話したところ、母は「そう思っているうちに30年すぎた」と言いました。言外に何を思って、何を伝えたかったかは分かりません。
それからしばらくして、(園庭の)すべりだいのかいだんでげーしたんだよ、という息子。本人にとっては大切な思い出のようです、笑。
読んでいただきありがとうございました。今日もお母さんたちお疲れ様です。